ホーム > 喫煙と健康の指導案・教材|中学2年保健の導入発問と50分の流れ
PAGE

喫煙と健康の指導案・教材|中学2年保健の導入発問と50分の流れ

喫煙と健康商品説明画像①

【中学2年 保健】喫煙と健康│スライド教材セット

¥980

※価格はすべて税込み表示です

「なぜ20歳未満は禁止なのか」を生徒自身に考えさせたいけれど、
体育の準備の合間では、発問や資料を作る時間がなかなか取れない。

僕自身、15年以上保健体育を教えてきて、同じ悩みを何度も繰り返してきました。

このセットで解決できること

  • 開いて投影するだけで、その日の50分が始められます
  • スライド1枚ごとに台本があるので、何を喋るかを考える時間が要りません
  • HDMIのつなぎ方からガイドに書いてあるので、準備で止まりません
  • 板書を書き写す時間が、穴埋めノートを埋める時間に置き換わります
  • 時間が余った日は、クイズで振り返って締められます

セット内容

  1. パワーポイントスライド「喫煙と健康」(19枚)
    クイズ・予想・グループで考える場面を組み込んであります
  2. スライド台本
    1枚ごとに、何を喋るかとクリックのタイミングを書いています
  3. 板書ノート
    1枚に3人分ありますので、裁断してご活用ください
    ※スライドを台本どおりに進めて、板書ノートを書かせるところまでで約50分です
  4. 使い方ガイド(PDF)
    HDMIの接続方法から、クイズの始め方まで、初めての方でも迷わないようまとめています
  5. 【おまけ】クイズアプリ「ほけぽん」利用権
    スライドの内容に対応したオリジナルクイズ付き
    ※「ほけぽん」アプリのクイズPIN・購入者用コードは追って別途メールでお送りします

こんな先生におすすめです

  • 体育のつもりだった日に雨が降って、急に保健になることがある
  • 資料も教材も作った。なのに、生徒の反応が変わらない
  • 指導案に取りかかれるのが、業務が全部終わったあとしかない
  • 喫煙の授業が、知っていることの確認だけで終わってしまう

📋喫煙と健康の指導案|中学2年保健の導入発問と50分の流れ

この記事のポイント

  • 「体に悪い」は生徒も知っている。授業の入口をそこに置くと50分が死ぬ
  • 導入は「なぜ知っているのに、やめられない人がいるのか」から入る
  • 板書は3列。有害物質・依存・周りの影響。この順を崩さない

💭「体に悪い」から始めると、その先がなくなる

僕が最初に喫煙の授業をやったとき、開口一番こう聞いた。

「たばこって、体にいいと思う? 悪いと思う?」

全員が「悪い」に手を挙げた。
で、そこで終わった。

残り45分、僕がニコチンとタールと一酸化炭素の説明を延々として、生徒はノートを写すだけ。
教室の空気がどんどん重くなっていったのを、今でも覚えてる。

当たり前なんよね。答えが分かっている問いを、最初に置いてしまった。

この単元がやりにくいのは、内容が難しいからじゃない。生徒がもう結論を知っているからだ。
「体に悪い」は小学校でも保健だよりでも言われている。
そこを目的地にすると、50分かけて既知の情報を確認するだけの時間になる。

だから、入口を変える。

50分をこう配る

僕がいま使っている配分はこう。

  • 導入 5分 ── 発問1つ。班には当てず、全体に投げる
  • 展開① 15分 ── 有害物質を、班で分担して調べる
  • 展開② 20分 ── 「なぜやめられないのか」を班で考える
  • まとめ 10分 ── 自分の言葉で1文書かせて、回収する

ポイントは展開を2つに割って、後半を長く取ること。

知識(有害物質)と考察(依存・周りの影響)を混ぜない。
混ぜると、知識の説明が長引いて考察の時間が消える。これは僕が何度もやった失敗なんよね。
先に時間を分けて確保しておくのが、一番確実な予防策だと思ってる。

導入で使える発問3つ

そのまま言える形で書く。
好きなものを1つ選べばいい。

  1. 「体に悪いって、みんな知ってるよね。じゃあ、なんでやめられない人がいるんだろう」
    一番使いやすい。既知を認めたうえで、その先へ進める。
  2. 「たばこの煙の中に、何種類くらい物質が入ってると思う?」
    数を予想させる型。手が挙がりやすい。答えを言わずに班活動へ渡すと、調べる動機になる。
  3. 「もし友だちに『一本だけ吸ってみない?』って言われたら、なんて返す?」
    指導要領でいう「適切な対処」に直結する。ただしいきなりやると重い。クラスの関係ができているときだけ。

迷ったら①。答えを知っている前提で問いを立てるのがコツだと思ってる。

板書は3列でいい

黒板を縦に3つに割る。

  • 左:何が入っているか ── ニコチン/タール/一酸化炭素
  • 中央:なぜやめられないのか ── 依存
  • 右:なぜ始めてしまうのか ── 周りの人・好奇心・環境

左から右へ、「物質の話」から「人の話」へ動いていく。この順を崩さない。

右列が今日のゴールで、ここが埋まった時点で授業は成立してる。

ちなみに僕は板書に時間を使いすぎて、生徒が写すだけの時間を長くしてしまったことがある。
3列の見出しだけ先に書いておくと、それが防げる。

生徒が黙ってしまったときの2手目

この単元、家族に喫煙者がいる生徒が必ずいる。

「体に悪い」を強く押すと、その子は何も言えなくなる。下を向く。
僕は一度これをやってしまって、あとから本当に反省した。

なので展開②に入る前に、こう言う。

「今日は、吸ってる人を責める時間じゃない。なんでやめにくいのか、その仕組みを知る時間ね」

それでも黙る班が出たら、話題を人から物質に戻す。
「じゃあ、ニコチンって体の中で何してるんだっけ」具体の話に戻すと、口が動き出す。

班の中で発言が偏るなら、役割を決める方法もある。
これは別に書いた → 【保健授業のコツ】「発表して」を「教えて」に変えるだけ

評価は「意見」ではなく「根拠」を見る

まとめの1文を回収して、何を根拠にしているかだけ見る。

  • 「体に悪いから吸わない」→ 根拠が授業前と同じ。まだ届いてない
  • 「依存があるから、一本目が危ない」→ 授業の言葉を使えている
  • 「誘われたときが一番危ないと思った」→ 右列まで届いている

○×では見ない。授業で出た言葉が、本人の文に入っているか。それだけで十分判定できる。

授業中に必ず出る質問3つ

この単元は、生徒から質問が出やすい。
答えを用意しておくと、そこで授業が止まらない。

  1. 「おじいちゃんは80歳まで吸ってるけど元気だよ」
    否定しないほうがいい。「元気な人もいる」は事実だからだ。
    だから、なりやすさの話に寄せる。「吸う人全員が病気になるわけじゃない。
    でも、なりやすさは変わる」。個人差の話は、生活習慣病の単元ともつながる。
  2. 「電子タバコなら大丈夫なんでしょ?」
    一番答えにくい質問だ。
    教科書の記述を超えるところまで踏み込むと、根拠が弱くなる。
    「ニコチンが入っているものには依存が起きる」ところまでを押さえて、それ以上は広げない方法もある。
  3. 「なんで売ってるの? 悪いものなら禁止すればいいのに」
    これは拾う価値がある質問だ。教師が答えず、そのまま班に戻す。
    「じゃあ、なんで禁止されてないんだろう」で、社会の仕組みの話に広がる。

こういう質問の切り返しは、単元をまたいで使えるものをまとめてある。
→ 保健授業「困った質問」切り返しフレーズ集

<明日の50分に落とすと>
■準備するもの:なし。教科書と黒板だけでいい
■時間:導入5分・展開15分+20分・まとめ10分
■最初のひと言:「体に悪いって知ってるよね。じゃあ、なんでやめられない人がいるんだろう」
■うまくいかないとき:黙る班が出たら「ニコチンって体の中で何してる?」と物質の話に戻す


📚教材セットを使う場合の50分

ここまでの流れは、教科書と黒板だけでできる。

ただ、雨で急に保健になった日に、この50分を一から組むのはしんどい。
そういう日のために教材セットも用意してある。

  • スライド 19枚+台本
    1枚ごとに台本がついていて、何を喋るかと、どこでクリックするかまで書いてある。
    初めて開いた日でも、次に何が出るかで慌てなくていい。
    予想やグループで考える場面もスライドに入れてある。
  • 板書ノート(穴埋め式)
    スライドが終わったら、まとめて空欄を埋める。
    板書を丸写しする時間が省略される。ここまでで約50分!
  • おまけ:ほけぽんクイズ
    時間が余った日は、クイズで締められる

揃っているから、どう進めるかは選べる。
スライドは編集用のパスワードを案内しているので、自分の教科書に合わせて1枚だけ差し替えることもできる。

このセットの値打ちは、授業を組み立てる作業そのものが要らなくなることだ。

スライドと板書ノートは購入後すぐダウンロードできる。
ほけぽんのクイズPINは、あとからメールで届く。

中学2年STORESで販売中【中学2年 保健】喫煙と健康|スライド教材+クイズアプリセットSTORESで詳しく見る ↗

🔖発問が思いつかない日に

導入の一言が出てこない日は、正直ある。僕もある。

学年と単元を選ぶだけで発問を4パターン出せるツールを置いてあるので、よかったら。
→ トワせんせいの発問メーカー

導入だけまとめて持っておきたいなら、こっち。
→ 保健授業「導入5分テンプレート」20選

この単元は、生徒から鋭い質問が飛んでくる。「先生は吸ってるの?」とか。返し方に困ったときは。
→ 保健授業「困った質問」切り返しフレーズ集

中学2年のほかの単元はこちら。
→ 中学2年 保健の指導案・教材一覧

トワせんせい
ABOUT

トワせんせい

公立中学校保健体育教員/生徒指導主事

公立中学校で保健体育を教えて17年以上。
生徒の「保健の授業、つまらない」を「楽しい」に変えたくて、「ほけっと」を作りました。
学習指導要領に基づいた、明日からそのまま使える指導案・教材を発信しています。